読書記録
2019.3.20
これも前と一緒で卒論がきっかけ。
帯にあったコメントのように最後の数ページ本当に綺麗だなと思った。
琥珀たちが3人でいた過去と、私視点からの現在が交差してかかれているんだけどそうして書かれていることで分かることとか、琥珀がずっとママの言う通りにしていたのがまたなんか、子供の頃のお母さんのいうことって絶対だからママの思ってた通りずっと子供のままなのかなって。私の話だけど「コーラは骨が溶けちゃうから飲んじゃダメ!」と幼稚園生の時に母に言われてからコーラ飲めなくなったし。それはちょっと違うか笑
2019.4.23
『月のぶどう』
双子の姉弟のおはなし。きょうだいだったらきっと誰でも抱えるような悩みというか、姉と弟じゃなくてもだけどさ、だからこそ共感できることろがあるというか、だから読みやすかったなぁと思った。私が姉で弟がいるからかもだけど。自分が成長するのって、殻を破っていくのって、勇気がいることだし大変だよなって思った。
2019.05.08
ずっと読んでるシリーズ作品。10作目。海里が俳優さんに戻りたいような~…ってなってて、あと夏神さんとのごちゃごちゃがなくなりつつあるっていうか。夏神さんと一憲さんが話してた87ページの「羽ばたいたあと~~~」ってやつ、わたしも誰かの錨みたいな人になりたいし、わたしの錨は誰かなぁと思ったりした。
2019.5.15
『最後の晩ごはん 聖なる夜のロールキャベツ』椹野道流
海里が俳優さんに戻るのかどうかのお話とお父んを亡くした女の子とお母さんのお話が同時進行していく感じ。前作で海里が舞台に立ってからの思いがどうなるのかなぁ…また戻るのかなぁ…でもばんめし屋にいてほしいなぁ…って思ってたけど、海里の中でちゃんと結論がでて良かったって思った。海里とロイドと夏神さんの関係性がどんどん素敵になってくなぁ。
2019.05.16
『天国の郵便ポスト』
真人が来夏と出会って人生がガラッと変わっちゃったお話。来夏は息子の湊を産んですぐに亡くなってしまったけれど、真人の中にずっといて、来夏がくれたものはずっとあって、失った悲しさとか寂しさとかあるけれど残された人は前向いて生きていけたらいいね~みたいな………。しなきゃいけないじゃなくて、そう出来たらいいねぇ~って感じ。真人自身もそんな最初から前向いていたわけじゃないし、作品を通してそうなっていった感じがしたから。来夏の元カレ三人が面白い人たちだなぁと思って、その三人が真人のことをちゃんと見てくれて(生活面の面倒をって意味でもだし精神的な意味でも)、それを感じ取ってだんだんと仲間になっていく感じが良かったなぁと思った。認知症のおばあちゃんのお話が印象に一番残った。天国に手紙が届くポストだと来夏に言われたことを思い出したのをきっかけに代わりに返事を書いたりしていたけれど、それを通して真人もやり取りをした女の子もおばあちゃんも前向きになっていったのかなぁと思った。まだ本当に親しい人を亡くしたことがないからあれだけど、もしその状況になったら都市伝説だとしても頼ってしまいそうだし、手紙が帰ってきたとき嘘だって分かってても、少し気持ちが軽くなるのかなぁと思った。
2019.05.22
『肩胛骨は翼のなごり』デイヴィッド・アーモンド
今年2月に見に行った舞台『スケリグ』の原作小説。
その時の感想ブログがこれ
舞台見た直後の感想が「耳で読む小説」だったんだけど、実際小説を読んでみたら舞台のまんま!!!って感じだったの!!!そうそうこういう表現だったな、とかこんなセリフあったな、とか!どんどん舞台を思い出していって、登場人物の声が役者さんの声で再生されちゃうし、スケリグもう1回みたいよぉ…ってめそめそめそめそしてしまった。舞台で描かれなかった部分や、自分が理解出来なかった部分が補完出来たのが良かったなぁと。思ったよ。