きりんさんととまとくん

自分のこととか好きなアイドルのこととか。

空ばかり見ていたを見てきたよ

2019年3月18日

森田剛主演舞台、『空ばかり見ていた』を見てきました!

公式サイト

https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/19_sorabakari/

剛くん1年ぶりの舞台。わたしは前回の『すべての四月のために』が、俳優としての剛くんを初めて見た舞台でした。緊張しすぎて、一緒に行った友人に「どうしたの?一緒に板を踏む気持ちなの?」って言われるくらい緊張してて。そこでの衝撃といったらもう。剛くんの見た目で剛くんの声なのに、そこにいるのは剛くんじゃない、みたいな。すごかったなぁ。前回の舞台の話をしたいわけじゃなくて、前回で知れたから今回もより楽しみだったし、緊張してました。

 

舞台見に行く日は舞台以外の予定をなくしてたのに!!!バイトが入ってしまって!!!社員さんから交渉されてる時にパートさんから「その舞台岩松了さんのでしょ~面白いだろうけど大変だよ~楽しんでおいでね」って言われて🤔💭(大変とは……?)と思ってた。

 

 

当日、見終わって最初の感想

「疲れた~~~!!!すごい疲れた!!!疲労感半端な~!!!!こりゃ大変だわ~~~!!!」です。脳も心も疲れた。終わったあと周りの人も疲れたって言ってた。糖分を欲してた。バイト前にモンブラン食べた。美味しかった。

終わってから同行お願いした方とお話しつつ渋谷駅まで戻って、お別れしてバイト先に向かって、モンブラン食べてる間ずっとふわふわしてて、バイト中に正気に戻ったというか、それで感想を紙に書いてました。何をしてるんだって思うかもしれないけどその時思ったことすぐ忘れちゃうから……メモしとかないと……脳がニワトリなので………3歩歩いたら忘れるんだ………3歩は嘘です

 

なんで見てるわたしがこんなにも疲れたんだろうって考えたんだけど、パンフレットに受け止める側のことを描きたいみたいなことがかいてあって、その受け止める側と一緒にわたしも受け止めながら見てたのかなと。それからセリフ全部をちゃんと聞いておかないと置いてかれちゃうっていうか、そのときに変わっていく、揺れ動く感情が分からなくなっちゃうっていうか、そんな感じがした。

 

わたし観劇後すぐはどのタイミングで秋生が吉田に不信感を持ったのかが分からなくて、どの場面でも決定的なシーンがそんな多くなかったような……。終わってからよくよく考えたら1幕終わりのカワグチが「リーダーに呼ばれてて」って吉田のところに行った時からかなぁ?今思うとそんな気がする。

誰かのセリフに(土居だったかな)「敵か味方かわからない」みたいなのがあったけど、そんな感じの経験ってどこかで体験したことあるような~って思ってたんだけど、たぶん学校なんだよね。わたしの通っていた高校は人数が少なかったからかそう思うことが多かった気がする。狭い空間でずっと一緒にいると良いところも悪いところも見えてきて、敵か味方かわかんなくなっちゃうみたいな。もしかして、廃校舎の中にいた人たちもそうなってたのかなぁって思った。わたしは、たぶん土居がリンを襲ったんだろうと思っていて、それは決定的なシーンがあったわけじゃないけど、やっぱりボタンがなぁ、そうなのかなって思わせるよね?よね?土居がそういった行動に出たのも、秋生がリーダーに不信感を持ったのも、そういうのが原因ってわけじゃないけど、そうなのかなぁって。

 

秋生が名前忘れちゃった、若い兵士に怒ってるところあったよね。リーダーの前でなんて顔してるんだ!って感じで。その中のセリフに「リーダーに忠誠を誓っただろう!」「それだけで、それ以外に何がいるんだ!」みたいなのあったよね、あれ、秋生が自分自身に言い聞かせてるようにも聞こえたなぁ、と。リーダーを100パーセント信じられない自分にも言ってるみたいだった。ように思う。

秋生は土居に「リーダーは変わった」って言ってたけど、きっと、みんなちょっとずつ変わっていたのかなぁって思った。良い変化か悪い変化かは別として、変わらない人なんていないと思うから。

 

リンが戦場に行くと言ったのを全員が止めてたわけだけど、本当にリンを思って止めたのは秋生だけだったのかなって思った。リーダーは「兄として心配だから」とは言ってたけど土居と話してる時の感じがなぁ。土居が「女が戦場に行っても役に立たない」「つくりが違う」って言った時否定しなかったもんなぁ。なんか2人とも女性を下に見てる感じがした。田中さんはたぶん、下に見られるのに慣れてるっていうか、ん?慣れてるじゃないな、それが普通。諦めを無意識にさせられてる感じ。疑問を持つところじゃなかったんだと思う。だから戦場に行きたいというリンの言うことが理解できなかったのかなって。生命保険の会社で働いてるあたり待ってる側としても思うところはあったんだと思うけど。そういう時代だったってことかなぁ。今も変わらないところはたくさんあるけど。

 

秋生がリンにプロポーズしたのなんで?!ってびっくりしちゃって、なんでだったんだろう。

リンへの愛情がどこから来たのかわからなくなって、初めを振り返ったときアパートがでてきて、何回振り返ってもそこが出てくるから初めはそこだって思った、思えたからプロポーズしたのかな?でも違うかもって言ってたっけ?アパートから見える景色ってどんなだったんだろう。飛行機に見えるから鳥に餌をあげるのをやめたって話してたけどそれもなにか関係があったのかなぁ。

 

あと1番最初、二見が「俺は悪くないんです!田中さんが死んだのは俺のせいじゃない!」って秋生に言ってたけど、二見のせいじゃなくない?真山が香水の匂いだけで打ったほうが、悪くはないけどさ、悪くない?戦時下の廃校舎って狭い空間でCHANELの香水つけてたらすぐお母さんだ!って思っちゃうよね。

 

今回の舞台で1番印象に残っているのはカワグチの「家族を愛するのが善だとして、愛するあまり家族以外を斥けることも善なのか」みたいなセリフなんだけど、自分の好きを守るために好き以外を斥けるって無意識にしちゃいそう、もしくはしてることなきがする。それってどうなんだろうな~自分が斥けた人たちにも好きな人や好いてる人がいるわけで、負の連鎖が続いちゃう感じ。別にそれが家族じゃなくてもアイドルでもやりがちな人、結構見るよね。良くないとわたしは思うから、そういう風に考えそうになった時このセリフを思い出したいよね。

 

 

 

観劇後の感想としてはこんな感じです。

決定的なシーンがあったわけじゃないって書いたけど、草木生い茂る廃校のなかで、生と死と、現実と非現実と、色んなものが交差していてどれが事実なのかわたしたちにはわからないっていうか、だからわからなかったのかな。

きっとこの舞台は受け手によって思うことが全然違うんだろうなぁと思います。

なんていうか、明確な回答がない舞台だったような気がしてて、なんかちょっともやもやもやもやしてる。そこはわたしの好みの話かもなんだけど伏線がバッチリ回収されてく作品が好きな傾向があるからね~………

聞いていた通り難しかったけど観劇後が別に嫌だったわけじゃなくて、察してくれよな!って感じじゃなかったから嫌じゃなかったんだと思う。

 

 

観劇してからだいぶ時間が経ってしまったのですが、メモを書き起すとこんな感じです。今のわたしはSixTONESコンサートを見にいったあとでペンライトを振りたいコンサート行きたいしか考えられない脳になってしまっています。落ち着いた頃に小説?戯曲?を買ったのでそれを読んだり、他の方の感想を読んだりして追記出来たら良いなぁと思っています😌

 

 

以上です!!!!!!

くま(@kuma02kuma14)